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手話動画:思わず拝んじゃう、初日の出!(2023年12月25日)

手話動画

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 お正月と言えば何を思い浮かべますか。初詣、おせち料理、年賀状、お年玉・・・。考えるだけでウキウキしてきます。中でも初日の出は一年の始まりを告げるもので、縁起がいいと寒い中でも皆がこぞって見に出かけますね。
今年最後の手話動画は初日の出について紹介します。

 初日の出を拝む風習の起源については諸説ありますが、平安時代からある儀式がもとになっていると言われています。天皇が元日の朝早くに豊作と無病息災を祈る儀式です。それが江戸時代に庶民へ広がり、元旦を迎えたことを祝う風習として定着します。そして明治時代になると、その風習は年神様に祈ることにつながっていきます。年神様とは一年間の豊作をもたらす神様ですが、その年の幸せをもたらす神様としても知られています。元旦の日の出の神々しさを年神様が降り立つ姿と考え、いち早くお迎えしたいと出かけ、一年間の幸せを拝むようになったようです。

 初日の出が日本で一番早く見られるのは本土の南東にある南鳥島ですが、ここは海上自衛隊や気象庁の施設があり一般の人は立ち入れません。立ち入れる場所では小笠原諸島の父島、島以外では富士山の山頂です。ちなみに、よく「御来光」と言いますが、これは初日の出を表している訳ではなく、山頂で見る日の出を表す言葉です。山頂であれば、御来光は一年中見られるということですね。
 2024年の初日の出は、宮城県で6時53分ごろ東南東から昇ってくるそうです。光あふれる明るい一年になりますように!