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手話動画:冬が旬のブリ! ハマチとの違いって??(2023年12月11日)

手話動画

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 冬においしい食材はいろいろありますが、ブリも今が旬の食べ物です。最近は養殖物が一年中出回っていますが、天然物は12月~2月にしか食べられません。刺身、塩焼き、照り焼き、煮物、しゃぶしゃぶ・・・いろいろな食べ方ができるブリ。稚魚のころは違う名前で呼ばれ成長するにつれ名前が変わっていくため、出世魚と呼ばれています。戦国武将が子どものころと名前が変わることからそう呼ばれているのだとか。縁起物とされていて特に関西ではお祝いの料理に使われることも多いそうです。

 ブリの小さいころの名前は地域で違います。大きく分けて関東と関西で見ていくと、関東は「ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ」、関西は「ツバス、ハマチ、メジロ、ブリ」です。全く違いますね。東北はやはり関東の呼び方が浸透しているようです。ただ、ハマチは私たちもよく聞く名前です。実は、ブリの養殖が盛んだった関西で、養殖したハマチを関東に出荷していたため、関東では養殖物のことをハマチと呼ぶようになったそうです。今では技術が進み、ブリサイズの養殖物が1年中出回っています。お店で「ハマチ」と書かれている切り身が、養殖物なのか小さい天然物なのかは、表示されていないと分からないかもしれませんね。

 ブリは栄養豊富で、食べると血栓や動脈硬化の予防、貧血の予防・改善、美肌効果、骨を強くする効果などが期待できます。皮も栄養たっぷりですので、皮まで食べてくださいね。