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手話動画:牛乳と低脂肪乳の栄養はどう違うの? (2023年11月27日)

手話動画

テキストデータ

 牛乳はカルシウムが豊富で、骨や歯を強くすることで知られています。子どもの成長に最適な飲み物で学校給食には欠かせません。骨粗しょう症予防のために冷蔵庫に常備しているという方もいるのではないでしょうか。スーパーに行くといろいろな種類の牛乳が並んでいます。物価高なのでなるべく安い牛乳を、と思うと低脂肪乳が目につきました。低脂肪乳はどうして安いのでしょう。栄養はどうなのでしょうか?

 普通の牛乳は牛から搾った乳を殺菌だけ行い、加水や成分除去などを一切していません。乳脂肪分は3%以上で、200ml約130kcalです。対して低脂肪乳は、乳脂肪分を0.5~1.5%にしてあり、カロリーは約90kcal。調整されているのは乳脂肪分だけですので、カルシウムなど他の栄養素はほぼ同じです。
 低脂肪乳から除去された乳脂肪分はバターやチーズを作るのに使われており、その利益が反映されて安い価格設定になっています。味が薄くおいしくないという意見も聞きますが、あっさりしていて飲みやすいという人もいます。アメリカでは普通の牛乳と同一価格でも低脂肪乳の方が人気なんだそうですよ。

 低脂肪乳とは逆に乳脂肪分を多くしているものもあり、味が濃くて好きという人もいます。他にも鉄分やカルシウムが多く配合されたものもあります。味や価格はもちろん、自分の目的に合った牛乳がきっと見つかるはずです。牛乳の適量は、1日コップ1杯。お腹がゴロゴロしない人なら、毎日飲んで老後の骨折を予防し、寝たきりを防ぎたいですね。