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手話動画:寝相が悪いと言われたことがありますか? (2023年11月6日)

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 寝ている間に布団を蹴飛ばし朝方寒くて目覚めることや、家族に寝相が悪いといわれることはありませんか。私たちは普段寝ている間、ベッドに接している皮膚の血流が悪くなるため、無意識に体勢を変えていますが、寝返りが多く大きくなると「寝相が悪い」ということになります。寝相が悪いと寝違えることが多くなったり、腰痛の原因になったりします。

 一般的に子どもは寝相が悪いと言われますが、大人になっても寝相が悪い場合、いくつかの原因が考えられます。まず、睡眠環境が合っていないこと。温度や湿度、寝具などが合わず、目覚める程ではなくても寝苦しさを感じて寝返りが多くなります。また、ストレスが多いと睡眠時にリラックスできず熟睡できません。腰痛、リウマチ、アトピー性皮膚炎など基礎疾患がある場合は、痛みやかゆみの症状を和らげようと動いてしまいます。
 睡眠環境を良くするため、部屋の温度はもちろん、寝具は体に合ったもので、パジャマは体を締め付けないものにしてみましょう。寝る2時間前には食事や入浴を終える、ベッドでスマホは見ない、リラックスできるよう軽いストレッチや温かい飲み物を飲むなどするといいかもしれません。

 病気が隠れている場合もあります。睡眠時無呼吸症候群の方は呼吸が苦しくて、むずむず脚症候群の方は脚の違和感でじっとしていられず寝返りが多くなります。
 大きないびきをかいている、呼吸が苦しそう、寝言が大きい、激しく足を動かす、うなされているなどがあると家族に言われた場合は、睡眠専門医に相談するといいでしょう。