宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

FAX022-393-5502
日曜・祝日休

手話動画:虫よけ剤の主成分は「ディート」と「イカリジン」(2022年6月27日)

手話動画

<

テキストデータ

 蚊って夏のイメージがありますが、今頃からいますよね。庭仕事をしたり、外遊びに出かけたりする時は虫よけ剤が必要になります。虫よけ剤の中には、子どもに使ってはいけないものがあるって知っていましたか?

 多くの虫よけ剤の主成分はディートです。成分表に書かれていますが、見たことがあるでしょうか。ディートは、アメリカ陸軍がジャングル戦で兵士を虫から守るために開発し、今や世界中で使用されています。世界にはディート100%の虫よけ剤もありますが、日本では長い間12%以下の虫よけ剤しかありませんでした。しかし2016年から30%のものが発売されるようになりました。濃度が低いと虫よけ効果が低くなる訳であはんく、違いは持続時間です。30%では6~8時間、12パーセントは3時間ほど効果が持続するといわれています。ただし、汗をかいたりすると持続時間が短くなる可能性もあります。

 ディート30%は12歳未満使用禁止です。12パーセントでも6ヶ月未満は使用禁止で、年齢によって使用回数に制限があります。子どもには、主成分がイカリジンの虫よけ剤をご使用ください。イカリジンは年齢制限や使用回数制限がなく、安全に使用できます。ただ、イカリジンは蚊、ぶよ、アブ、マダニに有効ですが、ディートはその他ノミ、ヤマビル、トコジラミなど多くの虫に効果があります。
 大人だったらアウトドアに使うか、ちょっと散歩の時に使うかで使い分けてもいいかもしれません。使用上の注意をよく読んでご使用くださいね。