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手話動画:乗り物酔いを何とかしてドライブに行きたい!(2022年4月25日)

手話動画

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 まもなくGW、どこかすいている所へドライブに行きたいですね。ですが、車で出かけたら子どもが酔って困った…なんていう経験がありませんか。日頃から車を使っていても自分で運転していないと車に酔ってしまうという人もいます。乗り物酔いってどうして起きるのでしょうか。

 乗り物酔いは、身体の動きと視覚情報にズレが生じると感覚が混乱して起こります。例えば、体は座っていて動いていないのに外を見ていると視覚情報では移動しているという感覚のズレです。逆に、車の揺れなどで体は移動していると感じているのに本やスマホなど一点を見ることでズレを生じることもあります。
 車を運転していると自分の予測通りに車が動いて感覚のズレが少なくなるため、乗り物酔いが起きにくくなります。

 耳にある三半規管が完治した揺れなどの情報と、視覚からの情報がとりまとめられ、小脳に集まります。子どもが4歳ごろまでは小脳が未発達でズレを感知できず乗り物酔いをしませんが、小脳が発達をし始めると三半規管がまだ弱い子どものうちは、特に乗り物酔いが起きやすくなります。
 生あくびが出たり顔色が悪くなったりするのは初期症状です。窓を開けて換気する、遠くを見る、歌ったりして気を紛らわせる、氷水を飲むなど、早めに対処しましょう。酔い止め薬を飲むのも効果的です。
 乗り物になれることで症状が軽減します。寝不足、疲れ、満腹や空腹、車内の匂い、締め付けのきつい服装などにも左右されます。体調を整え、まずは近場で慣らしていくのがいいですよ。