宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:3がつ11にちをわすれないためにセンター・わすれン!(2022年4月4日)

手話動画

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テキストデータ

 ここはせんだいメディアテークの2階です。東日本大震災の記録が展示されています。発信しているのは、「3がつ11にちをわすれないためにセンター(略称:わすれン!」です。

 わすれン!は、甚大な影響を与えた東日本大震災と向き合い、復興へ歩き出すために、震災後2ヶ月足らずの2011年5月に開設しました。市民が記録した被災や復旧の状況、インタビューなどの写真や映像が集められています。記録を収集していますが、一番の目的は、この記録・発信によって震災と向き合い考えることです。報道では見逃されがちな小さい個人的なことでも、「一人一人が直面した震災」として記録を残しているのです。そして定期的に上映会や展示を開催し、語らいを通して震災を振り返っています。

 この常設展示のほか、7階には動画や写真などを編集できるスペースがあり、申込・登録後に使用できます。編集についてスタッフに相談することもできるんですよ。HPからも記録を視聴することができます。

 10年以上経った今だからこそ、震災に向き合えるようになった方もいるでしょう。自分たちに起こったことの記録を誰かに委ねるのではなく、自分自身の思いや生の声を自分達で記録するのです。
 わすれン!のチラシには、「記録は未来への財産となるように」と書かれています。聴覚障害者のことは誰が記録するのでしょうか…。もうすでに団体や協会が作った記録もありますね。個人でもできますよ。私たちの記録を、手話で残してみませんか?