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手話動画:PCR検査、抗原検査、抗体検査の違いを解説! (2022年1月11日)

手話動画

テキストデータ

 落ち着いていたコロナ感染者数、今後どうなるか心配です。発熱があると、「もしかしてコロナでは?」と心配になってしまいますよね。検査しないとおちおち仕事にも行けません。検査にはPCR検査、抗原検査、抗体検査があります。これらの違い知っていますか?
PCR検査
 ウイルスの遺伝子を増幅させて検出させる検査です。鼻やのどをぬぐう、または唾液により細胞を採取します。ウイルスが少なくても検出できますが、特別な検査機器が必要で、結果が出るまでにおよそ1日かかります。
抗原検査
 ウイルス自体を見つける検査で、PCR検査に比べると感度が低いです。鼻やのどをぬぐうか唾液を採取し、検査キットを使用して15~30分ほどで結果が出ます。インフルエンザ検査はこの方法です。
抗体検査
 感染するとできる抗体の有無を調べて、過去に感染したことがあるかを調べる検査です。ウイルスに感染した場合だけでなくワクチンを打って抗体ができても陽性になります。採血をして調べます。

 今現在の感染を調べる検査はPCR検査と抗原検査で、感染している場合は陽性、していなければ陰性です。どちらも、検体採取した場所にウイルスがいないと陰性になる場合があります。
 抗原検査は手軽ですが、PCR検査に比べて感度が低いため「陽性であればコロナに感染したと診断するが、陰性であってもコロナ感染を完全に否定できない」という考え方です。短時間で結果がほしいなら抗原検査、より正確さを求めるならPCR検査。
 最近は、いずれの検査もキットを購入してより手軽に調べられるようになっていますが、あくまで簡易的なものと考えるといいでしょう。