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手話動画:チルド室には何を入れるのが正解? (2021年11月1日)

手話動画

テキストデータ

 皆さんが使っている冷蔵庫にはチルド室がありますか? 野菜室には野菜、冷凍室には冷凍食品や冷凍したい物を入れますが、チルド室には何を入れているでしょうか。そもそもチルド室の役割はご存じでしたか。

 チルド室の温度は0~2度位です。冷蔵室は3~6度、冷凍庫が-20~18度くらいですので、冷蔵庫と冷凍庫の中間の役割で、凍る直前の温度で食材を保存できるスペースになります。
 一般的に菌の著しい繁殖を抑えられるのは10度以下だそうですので、冷蔵庫内は食品の保存に適していると言えます。しかし実際は、吹き出し口周辺は温度が低い、ドアポケットは温度が高くなりがちなど、必ずしも一定ではありません。そのため、区切られていて温度を一定に保てるチルド室は、食品のおいしさを保ったまま保存できるスペースなのです。

 豆腐やこんにゃく、たまごなど水分が多い食品は凍ってしまう可能性があるのでチルド室に入れない方がいいでしょう。
 チルド室での保存に適しているのは、肉や魚などの生鮮食品、ハムやちくわなどの加工食品です。また、納豆、キムチ、みそ、ヨーグルトなどの発酵食品は、おいしさを保てますので、チルド室での保存に適しています。
 冷凍していた生鮮食品をチルド室で解凍すると、時間はかかりますが、ドリップが出にくく旨味を逃がさずにすみます。そのほか下ごしらえしたものを調理直前までチルド室に入れておくと新鮮さが保てますよ。せっかくあるチルド室、賢く使いたいですね。
 そういえば、チルド室を野菜室と勘違いしたかも。確認しないと!