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手話動画:おいしいぎんなん、食べ過ぎたら中毒に・・・! (2021年9月27日)

手話動画

テキストデータ

 みみサポみやぎ周辺の街路樹はほとんどがイチョウで、今ごろの時期になるとぎんなんの臭いで秋を感じます。臭いには閉口しますが、食べるとおいしいですよね。食べ過ぎるとよくないと聞くぎんなん。実際はどうなのでしょうか。
 ぎんなんは栄養価が高い食品で、食欲不振、肩こり、イライラなどを解消し、疲労回復につながるスタミナ食として昔から重宝されてきました。一方で、脳の興奮を抑える働きを阻害するため、食べ過ぎるとめまい、ふらつき、手足のしびれ、けいれんなどを引き起こします。そのほか、嘔吐、下痢、吐き気などの症状を引き起こす場合もあります。
 中毒になった人が食べたぎんなんの数は、大人で40~300個、子どもは7~150個です。体格や栄養状態によって個数に開きがありますが、とりわけ体が小さい子どもが中毒症状を起こしやすくなっています。
 食べた後1時間~半日くらいで症状がでます。多くの場合は24時間程度で症状が治まりますが、症状が重度の場合は死に至ることもあります。「40個までなら大丈夫」と毎日40個食べたら、消化が追いつかずに中毒症状が出てしまう、なんこともあるかもしれません。その時の栄養状態によっては少ない個数で中毒症状が出てしまうこともあります。
 最近はお店で買ってすぐに食べられるおつまみぎんなんもあります。おいしい秋の味覚ですので、ふと気づくと「こんなに食べていたの?!」とびっくりすることも。おいしい秋の味覚ですが、ほどほどにしましょうね。みみサポ周辺はぎんなんくさいですが、遊びに来てくださいね。