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手話動画:ワクチン接種前に知っておこう、アナフィラキシーのこと (2021年5月24日)

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 新型コロナウイルスワクチン接種の副反応が気になって接種を躊躇している人がいるかもしれませんね。今回は、副反応の中でも最近よく聞くアナフィラキシーについて紹介します。

 アナフィラキシーは、ワクチンなどの医薬品、食物、ハチ刺傷などが原因で起こるアレルギー症状です。かゆみ、発赤発疹、口腔や喉などが腫れることによる気道狭窄や呼吸困難がおきます。さらにひどくなると血圧が低下して意識障害が起こり、命にかかわることもあります。このことをアナフィラキシーショックと言います。
アナフィラキシーは症状が出てから急激に悪化しますが、すぐに適切な治療をすれば後遺症など残らず回復できるのがほとんどです。

 基本的にアレルゲンを回避すれば症状は起こりませんが、過去に一度でもアナフィラキシーを発症したことがある人は、ワクチン接種で同じ症状が起こる場合があります。ワクチン接種の前に必ず申告し、医師に相談しましょう。アナフィラキシーの経験はなくても何らかのアレルギーがある人も必ず医師に相談してくださいね。

 アナフィラキシーのほとんどが接種後15分~30分くらいで発症します。アレルギー体質ではなくても、接種後は接種した医療機関や接種会場、もしくは会場の近くで待機し様子をみましょう。
 アナフィラキシーではありませんが、緊張や不安などで過呼吸やめまいを起こす場合もあります。いずれにしても接種後はゆっくり休むのがいいようです。