宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:義務化から約10年…火災報知機の点検はしていますか?(2020年9月28日)

手話動画

テキストデータ

 宮城県の火災報知機の設置率は92.1%、全国第2位です。一般住宅への設置が義務化され設置が進みました。ですが、義務化されてから10年ほど経ちますが、きちんと点検はしていますか? 設置したらずっと安心、ではありませんよ。
 火災報知器の寿命はおおむね10年です。点検して作動しないようだったら、電池交換してみてください。それでも作動しないようなら本体を交換したほうがいいかもしれません。本体に表示された交換期間や説明書の記載を今一度確認してみましょう。

 火災報知器には煙感知式と熱感知式があり、煙感知式を設置するのが一般的です。煙は火災の初期から発生し、火災が広がる前に発見できるためです。しかし、湯気や煙が多く誤作動が多い台所などの場合は熱感知式を設置します。
 また、最近では連動型がおすすめです。火災を感知した警報器のみが警報を発するのではなく、火元以外の警報器も作動します。特に聴覚障害者は、自分のいる部屋以外の様子を察するのが苦手な方が多いため、連動型だと安心ですね。

 先ほど、宮城県の設置率は全国2位と言いましたが、実は自治体によって設置場所の基準が異なり、自治体が決めている通りに設置されているのは69.1%、13位にまで下がってしまいます。自分の住んでいる自治体はどこに設置すると決まっているのか、しっかり確認して設置しましょう。
 義務だからというだけでなく、自分や家族の命を守るために設置し、定期的に点検しましょうね。