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手話動画:知ってるようで知らない富士山(2019年8月5日)

手話動画

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 7月から9月にかけては富士山の登山シーズンです。この2ヶ月間に、毎年30万人ほどの方が登山するんだとか。富士山が、山梨県・静岡県の2県にまたがっていることは知っていますね。では、山頂の県境や住所はどうなっていて、どちらの県かなど知っていますか?

 富士山の8合目以上には県境がなく、住所も未定だそうです。地図上でも県境は表示されていません。ただし郵便番号だけはあって、静岡県富士宮市の番号になっています。
 県境がないなら国有地なのかと思いきや、実はふもとにある富士山本宮浅間大社の所有地。もともと所有していたのは徳川家康ですが、1606年に浅間大社に寄贈されたと伝えられています。明治時代に国有化されたこともありましたが、2004年に返還されて今にいたります。
 山頂にある浅間大社奥宮では結婚式を執り行うこともできるそうですよ。

 昔、富士山を信仰する人たちが登山するときには、身も心も常に清らかであろうという祈りを込めて、「六根清浄」と掛け声をかけながら登ったそうです。その掛け声が後に「六根浄」になり、音感が変化して「どっこいしょ」になったんですって。
 女人禁制だったため、初めて富士山に登った女性は男装して登ったんだとか。女性の登山が解禁になったのは、それから40年後の明治5年のことでした。
 日本一の山、富士山。一度は登ってみたいですが、富士登山は簡単ではありません。体力や装備をしっかり整え、天候やルートの情報を収集して挑戦してくださいね。