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手話動画:スプレー缶の捨て方注意!(2019年1月28日)

手話動画

テキストデータ

 先月札幌で、屋内で換気をせずにスプレー缶のガス抜き作業をした結果起こった爆発は、建物が全焼し42人がけがをするという大事故になりました。
 皆さんのご家庭にスプレー缶はありますか。整髪量や制汗剤、虫除けスプレー、今の季節なら鍋に使うカセットボンベなど、スプレー缶のまったくないご家庭のほうが珍しいかもしれません。それらのスプレー缶、どのように捨てていますか。

 スプレー缶には、中身を押し出して霧状にしたりムース状にしたりするために可燃性のガスが入っています。中身を使い切ってもガスは残っているので、そのガスを出し切ってからゴミに捨てなければなりません。ごみ収集車の火災が年間1000件以上起こっており、そのほとんどがスプレー缶による火災です。きちんと処理しないままゴミに捨てたスプレー缶が火災を引き起こすかもしれないのです。

 ガスの抜き方は、スプレー缶のノズルを推し続けるか、商品によってはガス抜きキャップがついている場合があります。その際、火気のない風通しの良い屋外で作業しましょう。換気していれば室内でも大丈夫、ではありません。窓を開けていても風向きによっては部屋にガスが入り込んでしまいますし、可燃性ガスは空気より重い場合が多いため天井近くに設置してある換気扇を回してもガスは外に出ていきません。必ず屋外で行いましょう。ガスを抜いたスプレー缶はそのまま捨てていい自治体と、缶に穴を開けて捨てる自治体があります。お住まいの自治体のホームページで確認すると良いですね。