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手話動画:下肢静脈瘤②~隠れているかも?!~(2018年9月10日)

手話動画

テキストデータ

 前回の手話動画で紹介した下肢静脈瘤は、足の皮膚に近い血管が浮き出て脚などにこぶができる症状で、命の危険のない病気と紹介しました。対して、皮膚の表面からは見えない部分の静脈で同じような症状が起こる「隠れ下肢静脈瘤」があります。こちらはエコノミークラス症候群になる恐れもあるため注意が必要です。

 隠れ下肢静脈瘤の3大症状は、しつこいかゆみ、肌のつっぱり、足首のむくみです。むくみがひどいことが多く、むくみを自覚している人の6人に1人が隠れ下肢静脈瘤の疑いがあるそうです。
 自分が隠れ下肢静脈瘤かどうかチェックしてみましょう。
 ①足のむくみに左右差がある。②ぶつけたりしていないのに、くるぶしの周辺の肌が黒ずんでいる。③脚にしつこいかゆみや湿疹が出ることがある。④脚がつることがある。
 これらの4つの症状のうち2つ以上にあてはまると隠れ下肢静脈瘤の可能性があります。そのほか、冷え、骨盤のゆがみ、腰痛、頭痛、便秘などの症状が出る場合もあります。

 長時間座っての作業や立ち仕事をなるべく避けましょう。ガードルやコルセットなど締め付けの強い下着を避ける、脚やふくらはぎのストレッチやマッサージをするなどによって症状を改善できます。
 圧着ソックスの継続着用も効果的です。毎日しようすることでふくらはぎの血流を整えますよ。
 たかがむくみとあなどるなかれ! 昔と比べて車で出かけることが多くなった現代、家の中で座ってスマホばかり見ていないで、歩くなど、取り入れやすい方法を実践してみてくださいね。