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手話動画:下肢静脈瘤①~生活の質を低下させる?!~(2018年9月3日)

手話動画

テキストデータ

 ふくらはぎなど足の血管がコブのように膨らむ病気を下肢静脈瘤と言い、30~60歳代の特に女性に多く見られます。30~60歳代のとくに女性に多く見られます。日本人の10人に1人の割合で起こると言われており、妊娠経験のある女性の2人に1人が発症するとも言われています。命に別状はありませんが、足のだるさやむくみなどの症状が慢性的に起こり、生活の質を低下させます。足に血液がたまってしまいがちな午後から夕方にかけて症状が強くなるのが特徴です。

 下肢静脈瘤は、命の危険はなく治療が必要ない場合がほとんどですが、症状がつらい、見た目が気になるなどの場合は受診しましょう。まれに湿疹ができる、皮膚が破れて潰瘍ができるなど重症になることもあります。重症化しても治療はできますが、回復が遅くなったり、皮膚に跡が残ったりするため、重症化する前に治療することをおすすめします。
 遺伝性の場合があるため、両親に症状がないか確認するといいでしょう。立ち仕事が多い方も発症しやすく、特に1日に10時間以上立っている人は重症化しやすいので注意が必要です。そのほか、肥満や便秘なども症状を悪化させる原因になります。

 手軽な予防法は、座ってふくらはぎを両手の平で心臓に向かってマッサージする方法です。力を入れてマッサージする必要はありません。寝る前や入浴時に短時間で十分ですので毎日行ってください。そのほか、弾性ストッキングをはくのも手軽な予防法です。おしゃれにもなって楽しくお出かけできますね!