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手話動画:知らない山菜は採らない、食べない、人にあげない!(2018年4月9日)

手話動画

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 まもなく春、山菜の季節が到来します。山を歩きながら美味しい山菜をつんで心も体もリフレッシュ! 天ぷらやおひたし、山菜汁など美味しいですよね。ですが、山菜と間違って毒草を採って食べてしまう食中毒が数多く起きているので注意が必要です。

イヌサフラン(写真)(比較写真)
 イヌサフランの場合、新芽は行者ニンニクに間違えられ、球根は玉ねぎやニンニク、ジャガイモと間違えられる。イヌサフランの球根には玉ねぎやにんにくのような香りはない。根も葉も有毒成分を含み、嘔吐、下痢、呼吸困難、腎障害などを引き起こす。
スイセン(写真)(比較写真)
 スイセンの場合、新芽がニラやノビルと間違えられ、球根が玉ねぎと間違えられる。ニラは断面が丸いがスイセンの葉の断面は三日月形をしていて、ニラやノビル、玉ねぎのような香りはない。根や葉で悪心や嘔吐、下痢、頭痛、体温低下などを引き起こす。
バイケイソウ(写真)(比較写真)
 バイケイソウの場合、新芽がウルイや行者ニンニクと間違えられる。ウルイの葉脈は主脈から分かれているが、バイケイソウの葉脈は平行で茎がないのが特徴。香りもない。口や手足の痺れ、嘔吐、下痢などを引き起こす。

 いずれも重篤な症状になると死にいたる場合があります。もし口に入れてしまって強い苦味や下の痺れを感じたら、すぐに吐き出してください。山菜と間違いやすい野草はほかにもたくさんあるので、詳しい人と一緒に行って採るのがいいでしょう。判断に迷ったら「採らない、食べない、人にあげない」ですよ。
 ろう者が山菜で食中毒になったなんて聞いたことがない。ろう者は目が良いから大丈夫!と油断せず、気をつけて、山を満喫して下さいね。