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手話動画:家庭の食卓の問題点は6つの「こしょく」(2018年2月13日)

手話動画

テキストデータ


孤食、個食、小食、固食、濃食、粉食
 これらの漢字の読み方がわかりますか。これらは全部「こしょく」と読みます。近年の家庭の食卓の問題点を表している言葉です。問題点とは何なのか、一つ一つ見ていきましょう。

孤食 家族が不在で1人食事をすること。食事中の会話や笑顔がないため社会性が育ちにくい。
個食 家族で一緒に食卓を囲みながらもそれぞれ別なものを食べること。協調性が育ちにくい。
小食 いつも食欲がなく食べる量が少ないこと。必要な栄養素が取れず、元気で丈夫な体がつくりにくい。
固食 好きなものばかり食べること。好き嫌いが激しくなり、栄養バランスが偏りやすい。
濃食 味が濃いものばかりを食べること。味覚が鈍くなり、塩分の摂りすぎにつながる。
粉食 麺類やパン類など粉からできたものばかりを食べること。柔らかいものが多くて噛む回数が減るため満腹感が得られず、食べ過ぎになりやすい。

 「1人暮らしで1人食事する男性」の死亡リスクは「家族と食事する男性」に比べるとおよそ1.2倍で、さらに、「家族と暮らしていても一人で食事をする」という人の死亡リスクは1.5倍と非常に高い結果も出ているそうです。
 対抗策は「共食」と「笑顔」です。家族で今日あった出来事なんかを話しながら楽しんで食事をするのが効果的です。1人で食事する場合でも、美味しいと感じたらにっこり笑って「美味しい!」と言うのが良いそうですよ。