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手話動画:宮城県内でイノシシ急増中(2017年6月19日)

手話動画

テキストデータ


 イノシシの北限は宮城県南の丸森町だと言われており、丸森町ではイノシシカレーなどの名物があります。しかし、近年イノシシが県北地域にも出没し始め、県内の農作物被害が深刻になってきています。有害駆除されたイノシシが急増し、特に県南では5年間で約5倍にもなっているそうです。

 イノシシが急増しているのは何故でしょうか? それは、狩猟者の減少と耕作放棄地が増加したことによる生息域の拡大が原因です。また、原発事故後の出荷制限による食肉加工場の閉鎖などで狩猟活動も減少し、さらに生息数が増加しました。福島県での生息密度が限界に達し、宮城県にはみ出す形になっている、との見方もあります。

 猪突猛進という言葉のイメージ通り、イノシシの足の速さは時速45km。自動車並みですね。垂直ジャンプもでき、助走なしで1m以上も飛ぶ脅威の身体能力があります。
 基本的に臆病なので、クマへの対処と同じように鈴などを鳴らしながら歩くと、イノシシのほうから逃げていきます。でももし出会ってしまったら…。決して背中を向けて走って逃げてはいけません。イノシシに刺激を与えないように、目をそらさずゆっくり後ずさりしてその場を去りましょう。落ち着いた行動がポイントです。

 仙台市内の小学校でもイノシシ目撃情報の一斉メールが流れ、茂みや藪に入っていかないことなど注意喚起されています。皆さんもお気をつけて!