宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:避難勧告等の名称が変わりました(2017年4月17日)

手話動画

テキストデータ


 昨年の台風10号による水害で、北海道・東北地方は甚大な被害が発生しました。特に岩手県の高齢者グループホームでは入居者9名全員が亡くなるという痛ましい被害がありました。高齢者や障害者など避難に時間のかかる災害弱者は、「避難準備情報」が発令された場合に避難を開始することが進められていますが、「避難勧告」や「避難指示」が発令されてから避難しようと考えていたことが避難の遅れにつながりました。

 そこで今回避難情報が、高齢者等が避難を開始する段階であると明確にする、わかりやすい名称に変更されました。
 変更前は「避難準備情報」ですが、変更後は「避難準備・高齢者等避難開始」になりました。
 「避難勧告」は、「避難勧告」のままです。
 「避難指示」は、「避難指示(緊急)」に変わりました。

 必ずしも順番通りに発令されるわけではありません。何の前触れもなく避難指示(緊急)が発令されたり、避難準備・高齢者等避難開始の発令だからと安心していたら突然避難指示(緊急)が発令されることもあります。また、避難勧告が発令されていない地域が被災する場合もあります。発令がないから大丈夫と安心せず、危ないと感じたときには自主避難し、自分の身は自分で守りましょう。
 そのためには、しっかりとした正しい情報を得なければなりません。お住まいの市町村のウェブサイトやテレビのデータ放送など、避難情報の入手方法を確認し、日頃から使ってみることをおすすめします。登録制の緊急メールや防災無線内容メールの受信ができる自治体もありますので、まだの方は登録すると良いですね。万が一のときのことを家族や大切な人と話し合っておくといいでしょう。