宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:伝えよう、あなたの障害(2016年3月28日)

手話動画

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 あなたは、障害について周りの人にきちんと理解されていると思いますか。聞こえないことについて、しっかりと伝えられているでしょうか。

 4月1日から「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」いわゆる「障害者差別解消法」が始まります。
 この法律の目的は、障害のある人もない人も共に生きる社会を作ることです。障害があるという理由で、アパートを貸してもらえないとかお店に入れないなどは、不当な差別的取扱いだと考えられます。聴覚障害者に声だけで話す、視覚障害者に書類だけ渡して読み上げない、知的障害者にわかりやすく説明しないなども差別的取扱いの一例です。そのような差別的取扱いは役所や会社、お店で禁止されています。

 障害にあった合ったやり方や必要な工夫を、相手に伝えてやってもらうことを合理的配慮と言います。合理的配慮は役所では義務、お店や会社では努力義務となっています。
 障害者がどのようなことで困っていて、どのようなことを差別と感じるか、またどのような配慮をしてほしいかなど、一人ひとり違います。合理的配慮をしてもらうためには、「自分はこういう配慮がほしい」と自分から伝える必要があります。
 待っているだけでは変わりません。まずは自分の障害をきちんと周囲に伝え、理解してもらうことから始めましょう。