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手話動画:キシリトールで虫歯予防?(2015年11月9日)

手話動画

テキストデータ

 皆さん、「キシリトール」は歯に良いと知っていますよね。でも、キシリトール入りの物なら何でも歯に良いという訳ではないようです。「キシリトール」って、そもそも何なのでしょうか。

 キシリトールは天然の甘味料で、とうもろこしやきのこ類、樫の木の樹皮に含まれているものです。砂糖と比べるとカロリーが30~40%ほど低く、清涼感のある独特の甘さが特徴です。
 虫歯は、口腔中の菌が糖を分解した時に酸を作り、その酸が歯を溶かすことで発生します。しかし、キシリトールは酸の原料になりにくく、酸を作りません。また、虫歯の原因菌の活動を弱める働きもあり、虫歯予防に効果があるのです。

 キシリトールは、その独特の清涼感のある甘さからガムに使われることが多いです。しかし、その製品にキシリトールの配合量が多くないと効果が発揮されませんし、他の甘味料や水飴が入っていると効果が薄れます。虫歯予防を期待してガムを購入する場合は、「歯に信頼」マークのついている製品を探すと良いでしょう。

 歯に信頼マークを表示

 キシリトールを摂りすぎると下痢になるので注意が必要です。また、「キシリトールを摂っているから絶対に虫歯にならない!」と歯磨きを怠ったらキシリトールの効果はなくなってしまいます。歯磨きはきちんとしましょうね!
 11月8日は「いい(11)歯(8)の日」。宮城県では11月が「歯と口腔の健康づくり月間」になっています。この機会に虫歯予防について考えてみてはいかがでしょうか。