宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:火山情報を知ろう!(2015年5月18日)

手話動画

テキストデータ

 蔵王山の「火口周辺警戒」が発令されてから1ヶ月が経ちました。
現在、火口での異常は確認されず、マグマや水蒸気が地下を移動することで生じる火山性微動も5月に入ってからは観測されていません。 しかし火山性地震の回数は、4月には観測開始以降最多で、5月に入ってからも毎日数回ずつ発生しており、火口周辺の警戒が依然続いています。

これからの季節、ハイキングや山菜採りに行く人も多いでしょう。夢中になって歩き回っているうちに警戒区域に入ってしまった、ということのないように、事前に確認してから出かけたいですね。
では、噴火警戒に関する情報をどこから入手したら良いのでしょうか。
火山情報は気象庁から各市町村役場に発令され、新聞やテレビなどの報道機関、警察、消防を通じて私たちに伝えられます。デマに惑わされないように、役場の発表や新聞などから正しい情報を入手しましょう。最新情報は新聞に載っていますし、自治体ホームページの「蔵王山火山防災情報」にも配信されています。
さらに詳しい地域情報が欲しい場合は、各市町村の緊急速報メールに登録すると、情報がメール配信されます。
噴火警戒レベルは火山の活動状況によって、平常、火口周辺警報、入山危険、居住地域厳重警戒に分けられています。特に、居住地域厳重警戒は特別警報ですから、発令されたら避難するなどの命を守る行動が必要です。

現在、蔵王山は火口周辺1.2kmの範囲で警戒中です。警戒レベルの知識と、正しい情報の入手によって、安心して行楽を楽しむことができますね。

※撮影時点ではありませんでしたが、5月17日に火山性微動が観測されました。