宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:防災訓練に参加しよう(2012年7月9日)

手話動画

  

テキストデータ

 
 こんにちは。
 今から34年前の昭和53年6月12日、宮城県沖地震が発生しました。マグニチュード7.4、仙台や石巻では震度5でした。それを機に、宮城県が毎年6月12日を「県民防災の日」として定めました。

 今年、震災発生後、県内各地で初の総合防災訓練が行われました。
 東日本大震災では、避難のときや避難所などで隣近所、地域の方々との助け合いやつながりを感じるエピソードが多くありました。例えば津波が来ることを知らずにいたが、隣の奥さんがすぐに来てくれた、「逃げろ、逃げろ」と身振りで伝えてくれたから命拾いをした、というエピソード。
 避難生活中では、周りの人が教えてくれたので、食料や生活物資の支援を受け取ることができたとか、給水車が来たことを知らせてくれた、など。日ごろからの近隣との付き合いが本当に大切だとわかりました。

 災害への備えとして「自助」「共助」「公助」という言葉があります。 そこに最近「近助(きんじょ)」という言葉も出てきたそうです。近くにいる人たちで支え合い、助け合うという意味です。
 震災の教訓を次の備えに生かすために、聞こえない人、聞こえづらい人が共に地域で暮らしていることを知ってもらいましょう。お互いに理解し合うための第1歩、まずは地域の防災訓練に顔を出してみませんか。

 8月30日~9月5日は防災週間です。防災訓練の実施日は、市町村の広報紙、回覧板、掲示板等です。こまめにチェックをして、地域で実施される防災訓練や避難訓練に積極的に参加してみましょう。