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手話動画:食中毒 春・夏編(2012年6月11日)

手話動画

  

テキストデータ

 こんにちは。
 食中毒と聞くと「飲食店での食事」というイメージがあるかもしれません。実は一般家庭でも発生しています。軽症の場合、おなかが痛くても夏風邪や寝冷えと思い込んで気づかないことも多いそうです。

 食中毒の代表的なのが「腸管出血性大腸菌」(O157)です。夏から秋にかけて多く発生しています。腸管出血性大腸菌は、2~5日の潜伏期間の後、激しい腹痛を伴う頻回の水様便、続いて血便が見られます。症状は、まったく無症状の方から、重症の方までさまざまですが、まれにけいれんや意識障害などの合併症をお越し、時には死亡することもあります。腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぐためには、生肉や加熱が不十分な肉の料理は食べないようにすることです。

 では、食中毒を防ぐには、具体的にどのようにしたらいいでしょうか。
 これから気温と湿度が高くなる季節、細菌が好む環境になりがちです。食中毒の予防を心がけましょう。
 ①材料は新鮮なものを選び、すぐに食べるか、冷蔵庫にできるだけ早く入れる。
 ②肉、レバーなどの食品は十分に加熱する。
 ③調理したものは、できるだけ早く食べるようにする。
 ④調理や食事の前、トイレの後、おむつを交換した後などには必ず手を洗う。
 ⑤ウイルスや細菌を除去する除菌剤を使うなど、感染対策を心がける。

 しかし、注意はしていても食中毒になってしまうこともあります。 下痢で頻繁にトイレに行く、吐き気がする、くり返し吐くというような症状が出たら、水分を多くとりましょう。発熱、下血、血便などの症状が出たときには、早めに医師の診察を受けてください。食中毒は、早めに治療を受けることで軽く済みます。日頃から衛生管理に気をつけて、健康な生活を送りましょう。