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手話動画:新年に仙台の色鮮やかな松川だるまを!(2025年12月22日)

手話動画


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 だるまと言えば、どのようなイメージがありますか。形は丸く、赤色で願いを込めて片目を入れ、その願いが叶ったときにもう一方の目を書き入れるものを想像するかと思います。しかし、仙台のだるまは一味違います。今回は松川だるまを紹介します。

 松川だるまは、無病息災・家内安全を祈願する縁起物で、大きさは8種類あります。七転び八起きに見立て、毎年一回り大きいものをお迎えし、8体揃えて飾るのが習わしです。9体目からは1体ずつ交換し、どんと祭でお焚き上げをします。1830年代、伊達藩藩士である松川豊之進が武士の内職としてつくり始めたとされており、そのため松川と言う名が付きました。

 特徴は、なんといってもその色使い。顔周りはきれいな群青色に塗られています。武士に好まれた高貴な色であり、宮城の海や空を表しているという説があります。おなかのあたりには、宝船や福の神などが色鮮やかに描かれ、形も丸ではなく、細身です。そして、最初から両目が入れられていることも大きな特徴といえます。この大きな目で隅々まで見守ってくれているのです。

 松川だるまは、家の繁栄を願う人々によって親しまれ、今に受け継がれています。現在も、仙台で作られている手すきの和紙や三陸で採れる海藻を使った糊など、宮城県内の材料や当時の技術をそのままに、製作し続けられています。2016年度には日本遺産の構成文化財に認定されました。
 地元に親しまれている松川だるま、今年の年末年始にお迎えしてみてはいかがでしょうか。