手話動画:聴覚障害者も助かるマイナ救急 (2025年11月4日)
手話動画
テキストデータ
119番通報で駆け付けた救急隊員は、名前や生年月日、かかりつけの病院、病歴、服薬情報などいろいろ聞き取って、救急車内で処置を行います。これらの情報は、搬送先の選定や、病院到着後の治療準備をスムーズに進めるためにも役立てられます。ところが、自分が飲んでいる薬の名前を正確に言える、家族の病歴や通院している病院を正確に把握しているなどができる人はそれほど多くありません。落ち着いている時ならまだしも、病状に苦しんでいる時や、緊急で慌てている時にしっかりと受け答えするのは難しいものです。
そんな時に役立つのがマイナ救急です。10月から始まりました。駆けつけた救急隊員が、マイナ保険証を通して既往歴、通院歴、服薬の履歴など確認できるようになったのです。
マイナンバーカードの顔写真で本人確認し、閲覧していいか本人の同意を得ます。救急車に搭載しているカードリーダーは暗証番号を入力しなくても医療情報が確認できます。年金や税金等の情報を救急隊員が閲覧することはできませんので安心してください。
マイナ救急を活用した人から、「お薬手帳が見つからなかったので助かった」「慌てていて思い出せない情報も把握してもらえた」「糖尿病で意識がなくなることもあるため安心」などの声が上がっています。音声でのやり取りが難しい聴覚障害者も活用できますね。
救急車で運ばれる人の約40%は自宅外にいます。マイナ保険証を持ち歩くと安心ですよ。
