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手話動画:それってもしかして小麦アレルギーかも? (2025年6月16日)

手話動画

テキストデータ

 食物のアレルギーは子どものころに発症し、大人になると症状が治まるケースが多いといわれています。一方、大人になってから発症するケースもあります。
 小麦アレルギーは、近年の食事事情が多様化しパンや麺類を食べることが増えたこともあり、以前は問題なく食べていても突然発症してしまう人がいるのです。成人の小麦アレルギー発症はどの年代でも起こりますが、特に30~50歳代が多く、女性よりも若干男性の方が多いようです。

 小麦製品を食べた後じんましんやかゆみが起こったり、腹痛、嘔吐、下痢、鼻水、くしゃみ、咳、発熱、倦怠感など風邪に似た症状が起こります。中には喘鳴や呼吸困難などの深刻な症状があり、重症だとアナフィラキシーショックを起こす可能性もあります。
 小麦製品を食べた後にランニングなどの運動をしたことがきっかけで症状が出る場合が多く、その他解熱鎮痛剤の服用や、過度の疲れ、アルコールの摂取などのきっかけで発症したり、女性は月経によって発症する場合もあります。毎回症状がでる訳ではなく風邪に似た症状ということもあり、小麦が原因のアレルギーだと気づかない場合があるようです。

 大人のアレルギーは自然に治ることはありません。もしかして小麦アレルギーかも、と思ったら病院で検査してみるといいでしょう。
 検査の結果によっては小麦製品を避ける必要があります。パンやケーキ、麺類などが食べられないのはつらいですね。最近グルテンフリー製品も増えてきているので活用するといいですよ。