手話動画:もしも判断能力が衰えたら・・・?成年後見制度を知ろう(2025年4月21日)
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成年後見制度をご存知ですか。成年後見制度は、認知症や障害により、1人で物事を判断することに不安を感じている人を法律的に支援する制度です。成年後見制度は法定後見制度と任意後見制度があり、法定後見制度は、家庭裁判所によって後見人が選ばれます。配偶者や親族、知人のほか、法律や福祉の専門家など、最も適任と思われる人が選任されます。任意後見制度では、判断能力があるうちに、将来に備えて支援内容と後見人になってもらいたい人を決めておくことができます。日常生活に必要な物の買物を代行する、食事の用意や掃除をする、実際に介護をするなどの支援をする訳ではありません。その人に判断能力に応じて後見人が選任され、貯金の管理、税金や光熱費などの支払い、不動産などの管理や遺産分割などの財産管理のほか、介護や福祉サービス利用の手続き、施設への入退所の手続き、医療機関の受診に関する手続きなどを本人に代わって行う、または一緒に行って、その人が安心して生活を送れるように支援します。
認知症によって、いろいろなことの判断ができなくなったり、間違った決定をしてしまうようになったりするのでないかと不安になりませんか。必要のない高額商品を契約してしまうなどお金を使いすぎてしまったり、医療や福祉サービスの手続きや契約がわからなくなってしまったり、保険料や税金などの支払いを忘れてしまったり・・・。そんな時の成年後見制度です。詳しく知りたい場合は、まずは役所の福祉課か地域包括支援センターに聞いてみてください。みみサポに相談員もいます。遠慮なくご相談ください。