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手話動画:昆布は栄養いっぱい!でも食べ方には注意(2025年4月14日)

手話動画

テキストデータ

 昆布は、昔から食べられている和食に欠かせない食材です。だしを取ったり、昆布巻きやおでん、昆布茶、とろろ昆布、酢昆布、おしゃぶり昆布など、いろいろな形で食べられています。塩昆布は野菜などと混ぜるだけで美味しく味付けできるとちょっとしたブームにもなりましたね。

 昆布は煮ると独特の粘りが出ますが、それは水溶性食物繊維です。腸内の善玉菌のエサとなり腸内環境を良くしますし、糖質や脂質の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑えてくれます。だしを取った昆布には、この水溶性食物繊維が90%近く残っているため、そのまま捨てるなんてもったいない!佃煮やふりかけなどにしてぜひ食べてください。
 牛乳と比べるとカルシウムは約7倍、ナトリウムやカリウムは約23倍、鉄分は約39倍も含まれています。その他、脳を活性化させる、疲労を回復してくれるなど体にいい栄養がたくさん入っています。

 昆布に豊富に含まれているヨウ素は、甲状腺ホルモンの生成を助け新陳代謝を促進します。しかし、摂り過ぎると良くないこともあります。甲状腺ホルモンが次第に作られなくなり、甲状腺の機能低下を引き起こす可能性があるのです。普通の食事ではそれほど気にする必要はありませんが、日常的によく昆布を食べるという方は、量や食べ方を気にした方がいいかもしれません。サプリメントを飲んだりすると過剰になってしまうかも。お気をつけください。