手話動画:若い人も気をつけて!谷型ヒートショック(2025年1月20日)
手話動画
テキストデータ
冬のリビングと浴室などの温度差で起こるヒートショック。急激に寒い所に移動することで血管が収縮して血圧が上昇し、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などが起こることは、よく知られています。特に高齢者がなりやすいといわれていますが、ヒートショックにはもう一つ、寒い所から湯船に入ったりして血圧が下がり起こるヒートショックもあり、若い人もなることから注意を呼びかけられています。血圧が上がり起こるヒートショックを山型、血圧が下がって起こるヒートショックを谷型と言います。谷型ヒートショックは、血圧が下がって一時的に脳に血液がまわらなくなることで貧血となり、めまいや立ちくらみが起こり湯船でおぼれたり、倒れて頭を打ったりします。特に、若い人はスマホを浴室に持ち込み、お湯につかりながら見たりしますね。ついつい長くつかってしまい、立ちくらみを起こしたりするのです。浴室での立ちくらみ、経験ありませんか?
ヒートショックの対策方法は、お湯をはる時にふたをせず浴室を温めて温度差を少なくする、入浴の後だけでなく前にも水分を摂る、よくかけ湯をしてからお湯に入る、41度以下のお湯に10分程度つかり長風呂はしない、お湯から上がる時は急に立ち上がらないなどです。食後すぐに入浴すると血圧が下がりやすくなります。1時間ほど後に入浴してくださいね。家族と暮らしている人は、誰かにひと声かけてからお風呂に入るといいでしょう。