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手話動画:加熱式たばこの誤飲事故が増加中(2023年2月27日)

手話動画

テキストデータ

 ここ数年、たばこ葉の入った専用スティックやカプセルなどを電気的に加熱して吸う加熱式たばこを使用している人が飛躍的に増加しました。従来のたばこと比べると、煙やにおいなどの空間への排出や吸入が少なく、吸殻をそのままゴミ箱に捨てても火災の危険性がないといわれていることもあり、販売数を伸ばしたと思われます。その加熱式たばこの広がりに伴い、スティック等を乳幼児が誤飲する事故も増えているそうです。

 加熱式たばこのスティック等1本にはニコチンが含まれており、誤飲すると吐き気をもよおすなどします。また、メーカーによっては金属片を含んでいるものもあり、誤飲すると大けがにつながる場合もあります。
本体に挿したまま置いていた吸殻を取って飲み込んでしまった、ごみ箱に捨ててあった吸殻を取り出して口に入れてしまった、カバンに入れてあった吸殻を誤飲したので病院でレントゲン検査したところ腹部に金属片が見つかったなど、2017年以降の約6年間で112件もの誤飲報告が寄せられています。

 もし誤飲してしまったら、水や牛乳など飲ませず、直ちに病院を受診してください。処置には加熱式たばこの情報が必要になるかもしれません。吸っている本人だけでなく周りの方も吸っているたばこのタイプを把握しているといいですね。
 加熱式たばこのスティック等は乳幼児の手の届かない所に保管してください。吸殻は、灰皿やゴミ箱などに捨てたものも含め、しっかり管理しましょう。