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手話動画:視界が真っ白!ホワイトアウトに注意!(2022年12月26日)

手話動画

テキストデータ

 年末年始は買い物や帰省、旅行など、多少の吹雪でも、用事を済ませるため車を走らせると思います。みなさんの中には、積雪が多い地域を走行中吹雪で視界が悪くなり、あわや大事故!という経験をした方、いますよね。
 地吹雪や暴風雪により、一面白一色となり視界が遮られることをホワイトアウトといい、そのまま運転を続けるのは大変危険です。
 昨年1月宮城県大崎市の東北自動車道で、地吹雪によるホワイトアウトが発生し、数十台が絡む多重事故が発生したのは記憶に新しいところです。この道路の周辺は、風を遮る樹木や建物が少ない田園地帯で、地吹雪になりやすい区間として「交通事故注意地点」に挙げられています。
 
 運転中ホワイトアウトに遭遇した時、どうすればよいでしょう? まずは、ハザードランプを点け、時速10kmくらいまでゆっくりと減速します。急ブレーキでの減速は、スリップや、後続車に追突される危険があります。
 それでもなお運転が困難ならば、路側帯やコンビニ、ガソリンスタンドなどの駐車場、または路側帯にハザードランプを点けて駐車したあと、近くの建物に避難し、天候が回復するまで待ちます。もし、避難できる建物がなく身の危険を感じた場合は、すぐ警察などの救援を呼びましょう。

 「雪には慣れているから」と、自身の運転技術を過信し、安全確認を怠ると大事故につながりかねません。帰省や旅行先では、普段慣れない道を走る機会も増えます。運転前に走行予定ルートの気象状況をチェックし、少しでも不安を感じた場合は、可能であればルート変更の検討、また後日に回せる用事であれば、運転を控えるという判断も大事ですね。運転には気を付けて!