宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

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手話動画:障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法(2022年8月22日)

手話動画

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 「問合せ先が電話番号だけ」「見たいテレビに字幕がついていない」「病気の説明を家族にだけされた」。聴覚障害者にとってはよくある経験です。このように、情報取得にバリアがあると生活が不便なだけでなく、時に命に関わります。災害の警報や関連ニュースに文字情報や手話がなければ、避難が遅れてしまうからです。そのため今年5月に、「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が可決成立しました。
 「アクセシビリティ」とは、「近づきやすさ」「利用しやすさ」「便利であること」の意味があります。手話ではこのように表します。
 この新法の基本理念は、①障害の種類・程度に応じた手段が選択できること、②地域格差がないこと、③障害のない人と同一時点に同内容の情報が取得できること、④デジタル技術を利活用することです。
そのために、(11条)情報取得のための機器等の開発・提供・普及、(12条)防災・防犯の情報取得や緊急通報の仕組みの整備、(13条)自立した社会生活のため施策、(14条)障害者からの相談に対し十分な情報を提供、(15条)広報や啓発活動、(16条)調査研究の推進がされることになりました。13条には手話通訳者・要約筆記者の確保・養成・資質の向上も含まれています。

 情報を発信する時も手段が選べるようになり、それは例えば手話や筆談をお願いして嫌な顔をされない社会になるということです。そのためには障害のない人の障害理解が不可欠であり、社会全体で対応するのが当たり前になっていくことが必要です。
まずは、ドライブスルーで注文できるようになったら嬉しいな~!