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手話動画:気づかないうちに起こってしまう子どもの溺水事故 (2022年2月21日)

手話動画

テキストデータ

 消費者庁の発表によると、乳幼児の溺水事故は入浴中に起こることが多いそうです。人が溺れるというと、手足を必死に動かして水面をバシャバシャするイメージがありますが、実は子どもは静かに溺れることが多いんだとか・・・。すぐ横にいるのに気づかないうちに溺れていた・・・なんて、想像すると怖いですね。

 子どもの溺水事故は、大人が目を離したちょっとの時間、例えば洗髪したり着替えを取りに行ったりした短時間に起こります。浴槽のふたの上に乗せて落下した、浮き輪を使用していてひっくり返ったなどありますので、大人が洗髪している間は子どもを浴槽から出し、お風呂から上がる時は子どもを先に出しましょう。

 入浴中だけではなく、子どもが遊んでいるうちに浴室に入ってしまい、浴槽をのぞき込んだりよじ登ったりして転落し溺れてしまうこともあります。特に最近は、バリアフリー仕様で浴槽が低く作られています。子どもが小さいうちは浴槽の水を抜く、浴室の出入り口に鍵やベビーゲートを取り付けるなど対策しましょう。

 浴槽以外でも、洗濯機、トイレ、家庭用プールなど少しの水で子どもは溺れてしまいます。洗濯機にチャイルドロックをかける、洗面器やバケツには水を貯めておかない、水回りで子供を一人にしないなど、日々の生活の中しっかりチェックしましょう。
 大人が想像しないようなことをするのが子ども。用心に用心を重ねてください。