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手話動画:震災から10年・・・南三陸町震災復興祈念公園に行きました(2021年3月8日)

手話動画

テキストデータ

 2011年3月11日に起こった東日本大震災から10年が経とうとしています。長かったようなあっという間だったような10年間・・・亡くなった方々への哀悼の気持ちが消えることはありません。その思いを持ちながらも立ち止まらず、少しずつでも前を向いて歩こうとしてきた10年でもありました。
震災10年が近づく中、今回来たのは、昨年開園した南三陸町震災復興祈念公園です。

 南三陸町では、東日本大震災での死者・行方不明者が800名を超えました。震災前1万7千人だった人口は震災をきっかけに減り続け、現在は1万2千人ほどになっています。町では津波の教訓をふまえ「生業の場所はさまざまであっても、住まいは高台に」を基本原則に街づくりが進められています。

 この公園は、犠牲になられた方々の追悼・鎮魂の場として、また震災の記憶や教訓を後世に継承し、復興を祈念する場として整備されました。
津波被害の痕跡をとどめる「旧防災対策庁舎」
市街地に来襲した津波の平均高さの海抜16.5mに設置された「高さの道」
(そのほかの場所の写真)
犠牲者名簿を安置している「祈りの丘・名簿安置の碑」
など、公園全体が震災を知り静かに祈りをささげられる場になっています。
 この10年間には、全国各地で地震や大雨、土砂災害などありました。災害はいつどこに起こるかわかりません。これからも、私たちの記憶を風化させずに歩んでいきましょう。