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手話動画:徐々に明らかになるコロナ後遺症の実態 (2021年1月12日)

手話動画

テキストデータ

 新型コロナウイルスの感染が広がって、ワクチンの接種開始に期待が寄せられています。そんな中、新型コロナウイルスに感染後、治療し陰性になったにもかかわらず症状に悩まされ続けている、いわゆるコロナ後遺症について少しずつわかってきました。

 コロナ後遺症は、咳や呼吸苦、倦怠感、嗅覚、味覚障害など感染症の症状が続く場合があるほか、脱毛、集中力低下、食欲不振、睡眠障害など多様な症状があります。後遺症が出現した人の割合は男性より女性の方が1.5倍多いそうです。
 高齢者や基礎疾患のある人に多いのですが、若い人にも後遺症が現れる場合があります。重症の人だけに後遺症が出現するわけではなく、軽症だった、または無症状だったのに後遺症に悩まされている人が多くいるようです。歯ブラシを持ちあげることができないほどの倦怠感に苦しんでいるのに、周囲に理解されず、「気のせい」「気の持ちよう」などと言われて、さらに苦しんでいる人もいると聞きます。診断できる医師もまだ少なく、集中力の低下や睡眠障害などは新型コロナウイルスと関係ない症状に見えるため、適切な治療を受けられず悪化させた人も…。どのような人に後遺症の症状が現れやすいのかは、これからさらに解明が必要とのことです。

 今のところ、一番の予防方法は、新型コロナウイルスに感染しないことでしょう。今後も感染対策を続けていきましょうね。