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手話動画:病院と診療所って違うの?(2020年12月21日)

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 「診療所」と「病院」、何が違うのか知っていますか?見回してみると、ほかにも「医院」や「クリニック」というのもあります。
 診療所とは、入院できるベッドの数が19床以下の医療機関をいい、入院設備がない場合もあります。医師が1名いればよく、看護師や薬剤師などの人員を配置する規定はありません。いわゆる「かかりつけ医」はこの診療所を指します。
 クリニックや医院に法律上の区別はありません。たいてい診療所と同じ意味で使われ、「〇〇歯科医院」や「〇〇皮膚科クリニック」など単科診療を行っている診療所の名称に多いようです。

 病院は、入院できるベッド数が20床以上の医療機関のことで、医師、看護師、薬剤師などを配置する標準人数が医師法により決まっています。調剤室や手術室、レントゲン室などの設備が充実している必要もあります。
 病院の中でも、病床400床以上の大きな病院の場合、受診する際に紹介状がないと上乗せされた金額を払う必要があり、200床以上の病院でも支払わなければならない場合があります。金額を上乗せされても大きい病院で受診したい、という方がいるかもしれませんが、紹介状がないと受付できないといわれる病院もあります。

 突然の重病や重症のときは別ですが、「風邪をひいた」「お腹の調子が悪い」など軽い症状のときはまずかかりつけの診療所や小さい病院を受診し、必要に応じて紹介状を書いてもらうといいですね。
 診療所や病院の違いを把握し使い分けることで、必要な医療をスムーズに受けられます。