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手話動画:将棋は王将を取ったら勝ち! 玉将は?(2020年11月30日)

手話動画

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 将棋の藤井七段、人気ですね! ろう学校時代に将棋がはやっていたことを思い出して懐かしくなります。
 将棋の起源は古代インドだといわれており、それが世界中に広がり、各国で独自に発展しいろいろなゲームになっていったそうです。中国や韓国にも将棋と似たゲームがあり、チェスも起源は同じなんですよ。
 日本で発見された最古の駒は11世紀の平安時代のもので、すでに五角の形をしていました。その中には、なんと肝心かなめの王将がないんだそうです。あるのは玉将だけ。どうやら昔は王将がなかったようなんです。

 そもそも王将と玉将の違いは知っていますか? 駒の役割や動き方に違いはなく、取ったら勝ちなのも変わりはありません。王将を取ろうとするとき「王手」と言いますが、玉将を取るときも同じです。ただ、対局のときに対戦している2人のうち格上の人が使う駒が王将、格下の人が使う駒が玉将になります。
 趣味として将棋を楽しむくらいなら王将も玉将も気にせず使うようですが、プロ棋士の対局を見ると段位に応じて使われています。

 王将ができたのは、駒を作っていた職人がうっかり点をつけ忘れたという説や、豊臣秀吉が一番偉いのは王だからと王将を作らせたという説があるそうです。しかも、王は一人でいいからと、片方だけが王将なのだとか…。どちらも面白いですね。
 みみサポみやぎの研修室では、聴覚障害者のための囲碁・将棋教室が開かれていますよ。興味のある方はいらしてみてください。