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手話動画:日本の道百選、宮城県には?(2020年11月24日)

手話動画

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 定禅寺通りを歩いていたら、こんな石碑を見つけました。「日本の道百選」とありますが、こんなのあるんですね! 宮城県にいくつあるんでしょうか?
 調べてみたら、昭和61~62年度に、景観がよくて周辺環境と調和し、地域の人々に親しまれている道路104本が選定されたそうです。宮城県には3本。定禅寺通りのほか、仙台西道路と七ヶ宿街道が選ばれています。

 定禅寺通りは、優れた環境のもとでケヤキ並木の美しい景観をもつ道路として顕彰されました。
 昭和20年の仙台大空襲により一度は焦土と化しましたが、翌年から始まった整備で中央部に遊歩道付きの緑地帯が設けられ、ケヤキが植えられていきました。その後、電線の地中線化工事によって電柱が消え、彫刻作品の設置や緑の保全などにより、景観がますますよくなっていきました。
 もともと江戸時代に、現在の県庁辺りに定禅寺というお寺があり、そこに続く道が定禅寺通りと呼ばれていたそうです。今の定禅寺通りは公募によってこの名前に決まり、人々に親しまれるようになりました。

 仙台西道路は緑豊かな住宅街から市街地にかけての渋滞緩和のために作られ、たくさんの人が利用していますし、七ヶ宿街道は江戸時代に宿場町の面影を残しつつ地域の人々の足になっています。どちらも景観がよく人々に親しまれている、という点で納得です。
 実は、日本の道百選のほかに、歴史や文化的価値にこだわって選ばれた「歴史の道百選」「歴史国道」もあるんだそうですよ。調べてみたら面白そうですね。