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手話動画:あちこちで見かける「レジリエンス」ってどんな意味?(2020年10月19日)

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 カタカナの言葉、「わかりづらいよ! 日本語で言えばいいのに」という方はたくさんいるのではないでしょうか。何回か繰り返し使われてるのを見て、いつの間にか覚えるのですが、新しいカタカナ語が出ます。今回もそんな言葉が出てきました。「レジリエンス」です。
 レジリエンスは、「回復力」や「立ち直る力」という意味です。もともと物理学の用語でしたが心理学で使われるようになりました。何か壁にぶつかっても、折れることなく立ち直ることができるしなやかさがレジリエンスです。災害など深刻な経験をした全員が、心に傷を抱えて精神障害を引き起こすわけではないのは、このレジリエンスがあるからと言われています。
 ストレス社会と言われる現代。ストレスは回避できるものではありません。ストレスを受けてもどのように回復するかがポイントになるという訳です。都合の良いことだけでなく悪いことも含めてさまざまな情報を取り入れ、現状を冷静に見極め対応することが大切です。
 最近ではビジネス関連や自然環境関連にも使われ、あちこちで聞かれるようになりました。ビジネスで壁にぶつかっても乗り越えられるようにレジリエンスを高めよう、または自然環境が悪い状態にならないようにレジリエンスを高めて対応しよう! というふうに使われます。
 さあ、これで今後レジリエンスという言葉を見かけても「意味わからない!」ということはありませんね。