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手話動画:うちの子は大丈夫?! 子どものゲーム依存症(2020年6月29日)

手話動画

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 自粛生活が長く続いたため「子どもがスマホのオンラインゲームに夢中になりすぎて困った」なんていう方いませんか。親が言ってやめられればいいのですが、言ってもやめられなければゲーム依存症かもしれません。

 ゲーム依存症はアルコール依存症などと並ぶ依存症の一つです。脳の理性を司る部分が機能低下し感情が勝って欲求が強くなるため、ゲームをやめるのが難しくなります。見極めのポイントは、絶えずゲームのことが気になる、昼夜逆転の生活になる、遅刻・欠席が多くなり成績が悪くなる、課金が増える、食事も忘れ栄養状態が悪くなるなどで、スマホを取り上げると暴言を吐く暴力をふるうなどの問題を起こしたりもします。本人や親だけで何とかできる状態ではなく、依存症の専門家に相談する必要があります。

 親が言ってやめられるなら、それは依存症の前段階である「過剰使用」の段階です。いつか飽きて自分でやめるのでは・・・と思うかもしれませんが、オンラインゲームは設定やストーリーがアップデートされるなどするためいつまでも飽きることはありません。
 今のうちに子どもとよく話し合い、子どもの意向を取り入れてルール作りをしましょう。利用時間や場所などを決め、紙に書いて貼りだすと効果的です。「利用時間を1時間減らす」など実現可能な目標から始めるといいですね。「夜〇時以降はスマホを使用しない」など決めたら、親も一緒にルールを守ります。ゲーム以外に夢中になれることがあるといいともいわれています。親子で何か始めてみるのもいいかもしれませんね。