宮城県聴覚障害者情報センターは、聴覚障害に関連したさまざまなサービスを提供する総合的なセンターです。

FAX022-393-5502
日曜・祝日休

手話動画:備えてる? 災害時のトイレ(2020年3月9日)

手話動画

テキストデータ

 東日本大震災から9年。震災直後は地震・津波対策をいろいろと備えていましたが、近年は豪雨による被災もあり、地震だけではない災害対策の必要性を感じます。ハザードマップの確認、食料など備蓄品の準備などなど、今一度見直しましょう。そうそう、トイレ対策はどうですか?

 災害時は、断水や便器の破損などによりトイレが使えなくなる可能性があります。断水時のためにお風呂に残り湯を備えている方もいるかもしれませんね。しかし、下水管が破損した場合は、つまって流れないためあふれてきます。流してはいけません。マンションなどでは上の階であふれた、なんてことも。
 あふれてしまっては処理が大変なので、災害が起こったら使ってほしいのが携帯トイレです。
①ポリ袋を活用する
① 便座の下にポリ袋を敷くと携帯トイレの袋がぬれずにすみます。
② 吸収シートや凝固剤を活用する
② 携帯トイレを設置します。吸収シートや凝固剤は、袋の中に備え付けられているものや排泄後に入れるものなどさまざまです。いざというときに慌てないように、一度使ってみましょう。
③ 携帯トイレの口をしばり保管する
③ ごみとして捨てるまで保管します。消臭剤などあるといいかもしれませんね。

 1人が1日5回トイレに行くとして一週間分だと35個、家族全員分となるとかなりの数が必要です。
 震災後6時間以内にトイレに行きたくなった人は約7割もいたそうです。トイレは我慢できません。今から対策を考えておきましょう。