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手話動画:男性の皆さん、風疹の抗体はありますか? (2020年1月14日)

手話動画

テキストデータ

 風しんにかかったという記憶はありますか? ある、と答えた人の血液を調査したら約半数が風しんではなかった、という調査結果があるそうです。昔は症状だけで診断していたため医師の診断違いだった可能性があり、親や自分の記憶違いということもあります。予防接種を受けたという人も、記憶違いがあったり、年月とともに抗体が減ってきている場合もあります。

 風しんの症状は、発熱、赤い湿疹、リンパ節の腫れなどですが、感染しても症状が出ない人がおり、気付かないまま周囲の人にうつしてしまっている場合があります。妊娠中に感染すると赤ちゃんの目や耳、心臓に先天性の障害が出ることがあり、周囲に妊婦がいる場合、特に注意が必要です。感染した妊婦の中には、身近に発症した人がおらず、いつ感染したのかわからないという人も少なくないそうです。

 オリンピック期間中に風しん流行地域から大勢の外国人が来日すると大流行が起こる恐れがあります。そのため、厚生労働省は国内から風しんを排除する目標を掲げ、予防接種をすすめています。
 昭和37年~53年生まれの男性は、公的に風しん予防接種を受けなかったため抗体のない方が多くいます。お住まいの自治体から対象の方々に、抗体検査と予防接種の無料券が送られています。抗体検査のできる医療機関は宮城県内に700以上あり、厚生労働省ホームページで確認できます。まずは、自分に抗体があるか確認してみませんか。