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手話動画:乳がん検診のすすめ(2019年6月24日)

手話動画

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 乳がんは日本人女性がかかるがんの第1位で、11人に1人がかかると言われています。一方で、がんで亡くなる方のうち、乳がんが原因で亡くなった人数は第5位。罹患者数が多いわりに死亡者数が比較的少ない、つまり早期発見すれば治りやすいがんと言えます。

 乳がんは、20歳過ぎから発生が認められて歳を追うごとに増加していき、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎えます。乳がんになりやすい条件もいくつかあります。初経年齢が早い、閉経年齢が遅い、出産歴・授乳歴がない、初産年齢が遅い、親兄弟の乳がん既往歴、肥満、飲酒習慣などです。あてはまる方はもちろん、あてはまらない方も定期的に検診を受けましょう。
 40歳以上の女性はマンモグラフィ検査を行うことにより、乳がんによる死亡の危険性が減ることが証明されています。マンモグラフィ検査は、若い人のように乳腺濃度が高い人には向きません。40歳以下で乳がんリスクが高く検査を受けたい場合は、超音波検査、MRI検査、PET検査などの方法もあります。

 検診結果が異常なしと判定されても、1ヶ月に1回は鏡を見ながら触診するなど、自己検診を行ないましょう。しこりの全部が乳がんというわけではなく、良性の場合もあります。とにかく何か気になることがあれば積極的に医療機関を受診しましょう。乳がんの専門機関が増えてきています。乳がんの専門というと産婦人科を思い浮かべるかもしれませんが、実際は外科。乳腺外科だとさらにいいですね。
 一人で悩まず、同僚や友人など相談するのもいいかもしれません。どうぞご自愛くださいね。