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手話動画:心が疲れていませんか?~燃えつき症候群~(2019年5月7日)

手話動画

テキストデータ

 一生懸命に試合をやりきり素晴らしい成績をおさめたスポーツ選手が、その直後の試合に出場しないことについて「燃えつき症候群みたいになっている。気持ちはあっても体がついていかない」と言っていました。
 燃えつき症候群は、活動的で理想が高く、仕事に全力で取り組む人に多いそうです。強い使命感や責任感を持って意欲的に働いていたのに急に意欲が低下し無気力になる、ちょうど燃え盛っていた火が燃えつきたようになるのです。

 燃えつき症候群の症状は、疲労感で朝起きられない、人と関わりたくなくなる、自分はできないと思い込む、些細なことに憤りを感じる、などさまざまです。引きこもり気味になったり、不眠や下痢、食欲不振など身体症状が出たりもします。死にたいという欲求が生じる場合もあります。
 一見、急に発症したように見えますが、実は段階的に進行しています。イライラすることが増えたり憂うつな気分が続いたりなど感情のコントロールがうまくいかない、遅刻や欠席が多くなった、普段楽しめていたことが楽しめなくなった、慢性的に体がだるいなどは燃えつき症候群のサインです。早めに気づき対処できたら良いですね。

 すべてを完璧にしようとせず、多少の妥協を許すようにしましょう。上手くいかなかったことを気にするのではなく、自分が達成したことを考えるよう心がけるのです。仕事に打ち込むことも大切ですが、家族や友達との時間や趣味の時間など、心と体の充電時間を作るゆとりをもちましょう。
もし調子がおかしいと思ったら、1人で抱え込まずに専門医を受診してくださいね。