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手話動画:4月から始まる有給休暇の時季指定義務化(2019年2月25日)

手話動画

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 4月から有給休暇の時季指定義務化が始まります。
 子どもの学校行事がある時や体調が悪い時に有給休暇があると助かりますよね。有給休暇は、働いている人に与えられる権利です。週5日30時間以上の勤務を6ヶ月以上継続していて、全労働日の80%以上出勤している人であれば、最低でも年10日間、継続勤務年数によっては最高年20日間取得できますし、パートやアルバイトでも労働日数や時間によって定められている日数を取得できます。

 しかし、日本人の有給休暇取得率は約50%。国際的に最下位の取得率です。厚生労働省調べでは「後で多忙になる」「みんなに迷惑がかかる」「取得しづらい雰囲気」などの理由が挙げられています。ですが有給休暇をしっかり取得できないと、ストレスの増加、職場の雰囲気悪化、残業などのコスト増加、仕事の能率低下、などデメリットにつながると言われています。
そこで政府は、働き方改革の一環として有給休暇の時季指定義務化を決定したのです。

 有給休暇が年10日以上あって5日以上残っている人対象に、会社側が本人と相談をした上で取得時季を決め、有給休暇取得を推進するものです。もともとある連休に合わせて取得し連休を長くする、結婚記念日などに合わせて取得するなんてことも。違反した企業は30万円以下の罰金の対象になります。労働者と企業の両方で、業務をシェアする、業務量を見直すなど、休暇を取得しやすい雰囲気作りに取り組む必要がありそうです。
仕事もプライベートもしっかり充実! したいですね。