手話動画:アニサキス幼虫による食中毒(2018年12月10日)
手話動画
テキストデータ
先日、サンマの刺身を食べた日の夜中、急な腹痛で目が覚めました。ものすごい痛みに耐えて、朝やっと近くの病院に行きましたが、胃カメラなどなく、検査ができません。検査のできる大きい病院を紹介してもらい、そこで「アニサキス症」と言われました。アニサキス幼虫は、体長2~3cm、白色の少し太い糸のようにも見える寄生虫で、人の胃や腸に入り込むと激しい痛みを引き起こします。サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの内臓に寄生していて、その魚介類が死亡し時間が経過すると、内臓から筋肉に移動することがわかっています。そのため、なるべく新鮮な魚介類を選び、内臓がついた魚を買った場合は、速やかに内臓を取り除くとよいでしょう。内臓は生で食べないでください。また、アニサキス幼虫は目で見える大きさのため、さばいている途中に発見したら取り除きましょう。
アニサキス幼虫はマイナス20℃で24時間以上冷凍する、60℃以上で1分、または70℃以上で加熱すると死滅します。酢でしめる、塩漬けにする、しょうゆやわさびをつけるなどしても死滅しません。
アニサキス幼虫による食中毒の50%以上が飲食店または販売店の魚介類が原因で発生しています。外食先やスーパーなどのお刺身でも、しっかり目視確認をするのが良いかもしれませんね。
本当に痛いんです! 皆さん、注意してくださいね。