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手話動画:知ってた? ノーベル賞のあれこれ(2018年11月26日)

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 先月、今年のノーベル賞受賞者が発表され、日本人が受賞しました。近年日本印がたびたび受賞していて嬉しいですね。ノーベル賞の授賞式は、毎年12月10日に開かれます。実はこの日、ノーベル賞の起源となったアルフレッド・ノーベルの命日なのです。

 アルフレッド・ノーベルは、スウェーデンの化学者・発明家で、特許を取得した数はなんと350件! なかでもダイナマイトの発明で巨万の富を得ました。ダイナマイトは、もともと鉱山の採掘用に発明したのですが、のちに戦争に使用されるようになりました。人殺しのための道具を発明した「死の商人」と世間から非難を浴びてしまったノーベルは、心を痛め、世の中に役立つ研究・発表を成し遂げた人々に自分の遺産を分け与えるようにと遺言を残します。そしてノーベルの死後、数百億円の莫大な遺産によってノーベル賞が創設されたのです。

 ノーベル賞は原則生きている人しか受賞できません。世界中の研究者からの数千通の推薦状を回収し、約9ヶ月かけて候補者を絞り込んでいくそうです。選考過程で誰がどの人を推薦したのかなどは秘密とされていて、50年後にならないと公開されない仕組みになっています。
 授賞式の後の晩餐会はストックホルム庁舎の青の間で開かれ、スウェーデンの王室や来賓合わせて1300人が集います。青の間は青くないのにこの名前…。青く塗る予定だったのに塗るのをやめて名前だけ残ったんだとか。いろいろ調べると面白いことがいっぱいですね!