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手話動画:もみじ狩りってなぜ「狩り」なの?(2017年10月2日)

手話動画

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 10月に入り、もうすっかり秋ですね。秋には食欲の秋やスポーツの秋など色々ありますが、私はゆっくりと紅葉を見に行きたいです。ところで、紅葉を見に行くことを「もみじ狩り」と言いますが、とって食べるわけでもないのになぜ「狩り」なんでしょうか。

 「狩り」というと山野で獲物を捕らえるイメージがありますね。「何かをとりに山野に入ること」から、動物だけではなく植物などにも使われるようになり、今でも「ぶどう狩り」や「きのこ狩り」などと言ったりします。
 紅葉に「狩り」が使われるようになったのは1200年ほど前、平安時代の貴族が使い始めたとか。内裏や邸内には観賞用の紅葉は植えられておらず、紅葉を見るには山野に出かけなければなりませんでした。そしてもみじなどの草花を手に取り眺めたことから「狩り」が使われるようになったそうです。諸説あり、狩りをしない貴族が自然を愛でることを狩りにたとえたという説もあります。昔は花見も「桜狩り」と言っていたそうですよ。

 宮城県内には、たくさんの紅葉スポットがありますね。鳴子峡では、深さ100メートルの大峡谷が美しく染まり、遊歩道を散策したり電車の車窓から眺めたりできます。ほかにも水の流れが紅葉を際立たせる秋保大滝、湖に映える紅葉が見られる長老湖、遊覧船から鑑賞できる阿武隈川、庭園の木々が鮮やかに染まる円通院などなど。
 今年の見頃はいつなのかな~! もみじ狩りに行くのが楽しみです!